屋根の猫雲間ながれて冬日向

屋根の猫雲間ながれて冬日

 

冬日

冬の一日と冬の太陽の両方の意味で使われる。歳時記によっては「冬の日」「冬日」と別立てのものもある。冬は日照時間が短く、すぐに暮れてしまう。それだけに昼間の日差しをいっぱいに浴びたいという思いがこもる。雪の日の多い日本海側と乾燥した日の
多い太平洋側とで、はこの季語のもつ印象はおのずと異なろう。

 

冬の日や障子に蘭の葉の移る 蝶夢